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屋根工事 雨漏り

2019.06.25

今回は、以前あった雨漏りの点検依頼の話をしてみたいと思います。

加古川市加古川町K様邸、築年数約50年位です。瓦は黒瓦(昔のいぶしは黒いので僕は、そうよんでます。)

お伺いしてから少しK様とお話をして、点検の為に屋根にのぼりました。

雨漏りしてる上の瓦がこんな感じで割れてたので、今回はあっさりわかって問題ないかなって思いながら、更に点検しました。

屋根の上の方では、またこんな感じで

更に、1番上にある陸棟でも

こうなってくると、実際に雨漏りの原因が1箇所かもしれないし、全てに原因があるかもしれないと難しくなってきます。

ただ、原因が1箇所で1箇所だけをなおしても、これだけの瓦のワレとズレがあると、次にそれ以外で何が起こるかわからないので、点検が終わり屋根から降りて直ぐにK様に説明させていただき、今回の見積は、陸棟から1番下の軒瓦までを約1mの幅を瓦をメクリ、ルーフィング(防水紙)からやり直す見積をする事にしました。

後日、金額を気に入ってもらえたで、工事の段取りをする事になりました。

瓦をメクリ、瓦の下にある土を取り除いていきます。

すると、以前のルーフィングが

こんな感じで、大きな穴があいていました。

よくある話ですが、色んな所から少量の雨が入ってきて、雨は逃げ道を探す様に流れてきます。

1つ1つの雨水が少なくても、これだけの穴に雨水が集中してくると、小川が何本も重なって大河になる様に、雨水も家の中に侵入して来た時には、凄い量の雨水になります。

こんな感じで、ルーフィングを張り直して、瓦桟もやり直し、瓦も復旧しました。

割れてた瓦は、新しく変えて、漆喰もやり直して、今回の工事は完成しました。

後日、凄い台風並みの雨、風がありましたが、雨漏りはしなかったとK様に確認出来ましたので、ホンマに良かったです。

確かに工事は皆さん安くすませたいのが本音なんやけど、ただ安くするのではなくて、完全に雨漏りを直す事が大事なんやとご理解いただいたからこそ出来た工事です。

ご理解いただいたK様に感謝です。

ありがとうございました。

これを読んでくれた皆さんも、気になる事があれば、いつでもご連絡下さい。